てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

紙の健康保険証の問題点 マイナンバーカード一体化の利点はあるのか

マイナンバーカードの事実上強制となっている、ということで、今注目されています。

 

私としましても、マイナンバーカードをポイント特典などで推進したりすることに疑問を持っていました。(公的なものに何故特典が?と)

 

そして、今度は強制ということで、だったら今までのポイント特典による推進は何だったんだ、と思ったりもします。(最初から、〇年度よりカードに完全移行します、としておけばよかったのでは?)

 

現在は、批判論が強く、その情報ばかり出てきますが、保険証と一体化することについて、どんなメリットがあるのか、軽く調べてみました。

一応、メリットはあるようです。

 

紙の健康保険証の問題点

従来の保険証で何か問題があるのか調べてみました。

ちょっと無視できない問題があるようです。

 

顔写真がなく、悪用できる

健康保険証は、身分証明に使われることがあります。

健康保険証は、クレジットカードなどと違い、悪用されないように止める手立てがありません。(紙の健康保険証は、機械に通したりしないし、オンラインでつながっていないため)

 

健康保険証を紛失した場合、すぐに警察に届け出を行い、発行元にも届け出を出す必要があります。

届け出ていない場合、例えば、消費者金融で不正利用された請求が自分にきても、拒めない可能性がでてきます。

 

また、健康保険の資格を失ったのに、手元の保険証を使って診療を受ける人がいます。

その場合、通常は、後で資格がないことが判明するので、医療費の請求が当人にいきます。

 

ですが、外国人がこれを行った場合、取り立てることが難しい、という点があります。

例えば、帰国されている場合等。

 

外国人で、日本に居を構え、企業に雇われることで、保険資格を持ち、それを利用して家族等と保険証を使い回し、日本の医療機関で診察を受ける人もいるらしいです。(使い回しは、外国人に限らないそうですが)

 

使い回しは詐欺罪にあたります。

医療機関で、しっかり本人確認を行えば良いのですが、実際難しい。

運転免許証を見せろという訳にもいかないでしょうし。

 

マイナンバーカード一体化によるメリット

前述した不正利用を防げることが期待できます。

・顔写真があるので使い回しができない。

・システムがオンラインのため、紛失盗難があった場合に、使用を止められる。

・使い回しができない→不正利用による医療費が減らせる。

・外国人の不正利用が防げるので、取り立てができない問題も解決する。

 

こう見ると、健康保険証と一体化するのはありかな、と思えます。

政府、マスコミは、ここをもっと公表すれば賛同者も増えるのでは?。

 

あとがき

「マイナンバーカードは紛失のリスクが」、といわれますが、それは紙の保険証でも同じことですよね。

むしろ、利用停止できない分、紙の方が危険かもしれません。

 

外国人に関しては、日本は、海外の目を異様に気にすると言いますか、妙に外国人に配慮したことばかりしている印象があります。

外国人の生活保護、留学生への支援等。

お金ないなら国へ帰れば、と言えばいいかと。

日本人だって、海外へ留学した人が、お金がない→その国へ文句、なんてことはせずに、諦めて日本に帰国するでしょう。それと同じことです。

 

私は、そういう外国人への過度な対応を否定的に見ているので、今回、

外国人不正利用対策

とわかった時は、

「ああ、じゃあ一体化でいいんじゃない」

と思いました。

 

ただ、

カードにマイナンバーを記載するのは、どうかと思います。

システムで読み込むようにすれば、券面に記載するのは不要でしょう。

クレジットカードすら、ナンバーレスのカードがでてきているのに。

 

あとは医療機関のシステム導入問題ですか。

仕方ない、と言いたいところですが、当事者からすれば、それで済ませられないでしょうね。

 

なんにせよ、一方の意見ばかりの報道だけを見ていても駄目ですね。

軽く調べただけですが、私は、全否定するほど悪いものではない、と思いました。

紙の保険証にも問題点が多いです。