てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

ドッチボールを禁止に? 何を言ってるんだ・・・

学校でドッジボールを禁止しよう、と考えている人のネット記事がありました。

・・・

なんだかなあ。

 

ドッジボールを禁止したい理由

・苦手な人にとっては、捕れない、投げても弱い、的になる、で面白くない

・危ないから

・ドッジボールで恐怖心を植え付けられた

・加害性の強いものを小学生にやらせるな

・やりたくないけどやらざるをえない

 

なんか、鬼ごっこですら、「転ぶから」、「ぶつかって危ない」で禁止した学校もあるらしいです。

 

言わんとしていることは、わからなくもないですが、それを言ったら何もできないと思うのです。

 

苦手な人にとっては~

それはドッジボールにも限りません。苦手でもやらざるを得ない、ということは誰にでもあります。

 

私は、歌、絵が苦手でしたし、心底嫌で、劣等意識を植え付けられましたが、だから音楽、美術を禁止にしろ、と思いはしません。

算数が苦手の人もいるからといって、苦手な子のために算数を止めますかね?

 

危ないから

そんなことをいっていたら何もできません。

外にでれば車に引かれるから子どもだけの徒歩の登校を禁止しますかね?

はさみが危ないから使用禁止しますかね?

といいますか、体育が危ないから禁止、ということになりますよ。

・・・

まあ、極端な例を挙げましたが、なんでもかんでも”危ないからやめろ”は、違うように思います。

 

恐怖心

これは、ドッチボールに限った話ではないですね。

例えば、

・水泳でおぼれかけた

・彫刻刀で手を切って、刃物に恐怖が

とか、色々あるでしょうに。

 

加害性の強いもの

これは・・・どうなんでしょう?

でも、近年は、格闘技を体育に取り入れようとかいう話もありましたし、私が小学校の頃は、ボールあて、という遊びをやってましたし、これも、ドッチボールだけではないかと思いますね。

 

また、他の経験談として

「顔面セーフだからと、わざと顔面狙うやつがいた」

などが問題とされていましたが、いやそれは、ドッジボールではなくて、その子に問題があるかと。

そういう子は、例えばサッカーでも、わざとボールをぶつけてくるでしょうし、競技の問題ではないですね。

 

やりたくないけど

これも、ドッチボールに限りません。

水泳、短距離走、長距離走、なんなら算数だってやりたくない子はいます。

やりたくない子がいるから止めます、にはならんでしょうに。

 

やり方を教えるべき

しかし、苦手な人がやりづらい競技であることはわかります。

勝つためにボールを投げさせてもらえなかったり、ボール捕ることにチャレンジして、失敗した場合、チームメイトから怒られたり・・・。

ただ、

ならば、教師が教えろよと思うわけです。

 

今回のドッチボールなら、苦手な子にボールの捕り方、投げ方を教えるべきかと。

苦手な子を苦手で放置せずに、できるようにするのが、指導、教師の仕事ではないか、と。

教師が仕事サボってるだけじゃないかとw。

 

あとがき

ドッチボールが得意な子は、ドッチボールで自己肯定感を身につけられます。

苦手な子のことだけを考えて、得意な子のことは、考えないのでしょうか。

 

私は、以前、司馬遼太郎さんの「坂本龍馬」を読みました。

そこでの龍馬は、今でいう学校で、劣等感を植え付けられました。

しかし、龍馬の場合、幸いにして剣の道で開花し、自信をつけるに至るのです。

 

今回のドッチボールのように

剣で竜馬に勝てないからと、剣を禁止にしたら、龍馬はどうなりますかね?