てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

ダイの大冒険を思い出す

この前、たまたま、ダイの大冒険のアニメの情報を見まして、昔読んでいたこの漫画について、思い出していました。

かなり古い作品ですが、アニメやってるんですね。

懐かしいです。

物語当初から、最終目的の敵がはっきりしており、実はこいつより上が・・・というのが続くこともなく、すっきり終わっていた印象です。

そこで、印象に残っているセリフ等、思い出していたのですが・・・主人公側のセリフが思い浮かばないw。敵側ばかり印象に残っています。

結構覚えているもんですね。

 

内容

世界を破滅させようとたくらむ魔王に立ち向かう、という王道作品です。

ゲーム「ドラゴンクエスト」を題材にした作品です。

ゲームと同じシナリオ、というわけでなく、独自のストーリーとなっています。


印象に残っているセリフ

「人生のツケとは、最もつらい時にくるらしい」

敵側の重臣、ミストバーンのセリフです

つらい時には、今までの言動の報いが来るんですね。

普段から信用を得られない、相手を不快する言動をしていると、いざという時に、誰にも助けてもらえないばかりか、むしろこれまでの行いを攻め立てられます。

逆に、人に好かれる、良いことをしていれば、いざ追い詰められたときに助けてもらえる可能性があります。

 

現在、世間を騒がせている、部活監督問題ですが、これまで、生徒に対して、良い対応をしていれば、

「そんなことはない。良い監督で~うんぬんかんぬん」

という証言が出てくるかと思いますが、実際は、部活OBから

「以前から酷かった。この人のせいでサッカー嫌いになった」

等の、ここぞとばかりに攻め立てる証言が次から次へと出てきます。

これがまさに、ツケが回ってきた状態ですね。

 

「できないことは、自らを鍛えること。それができるものは皆尊敬に値した。羨ましかった」

もう一つミストバーンのセリフです。

ミストバーンは、実体を持たないため、身体を鍛えることができません。

クロコダインに、ミストバーンが強いものに対して敬意を払う理由は、それなのか、と聞かれたときの答えです。

劣等感、と言いますか、羨む気持ちが出ているセリフです。

劣等感は、別の書籍感想でも書いているので、詳しくは書きませんが、私が注目する感情です。そのためか、このセリフもよく覚えています。

ミストバーンは、鍛えられないゆえに、鍛えられる体を持つものに、羨みがあり、しかし同時に、身体を持ちながら、鍛えることをしないやつもたくさん見てきたのでしょう。

それゆえに、自らを鍛え、強くあるものへの敬意を示す。

 

はい。私、ミストバーン・・・ミストは、好きです。

最後が、小物っぽいやられ方でしたが・・・。

 

「前回の課題をクリアしてはじめて改良という」

敵側のザボエラ?のセリフです。

このキャラクターは、基本的に嫌われる性格ですが、このセリフだけは、頷けました。

いいこと言うなあ~とw。

この辺は、さすがに研究者なだけはあります。

彼は、頭は良いのです。

 

「戦うのが好きなんじゃねえ。俺は勝つのが好きなんだよ」

敵側の、名前が・・・えーーー・・・、あ、フレイザードだ。

この敵、結構好きなんです。ザ・悪役、という感じで。

変に、敵は敵なりに事情がある、というより、こういうはっきりした悪役の方が好きですね。別にせこいことも、必要以上にえぐいこともしてませんし。

ちなみにこのセリフ、周囲の相手の能力を1/6?1/8?だったかにする、フレイザードの技に対して、

「卑怯だぞ。正々堂々戦えないのか」

と主人公であるダイが言ったことに対して、吐くセリフです。

ダイの力量を警戒していたがゆえにこの技を使用したという場面だったかと。

 

・・・これが卑怯なら、後々のミナカトール?だったかなの時に、主人公側は「これで大魔王の力を弱体化できれば・・」とか言ってますが、これも卑怯では・・・。

まあ、そもそも主人公側って、敵一体に対して、複数で攻めかかっているので正々堂々もくそもないんですがねw。

勝つのが目的なので、それはいいのですが。 

・・・ん?これ、まんまフレイザードですね。

あ!、最後は、ダイもバーンも、勝利のために全てを捨てていますね。

・・・フレイザードは正しかったw。

 

・「楽しいね。お前たちは楽しくないのか。鍛え上げた力で他者を圧倒したとき、優越感を感じないのか」

大魔王バーンのセリフ。

「生殺しみたいなことをして楽しいの」

と主人公側に言われた時のセリフです。

 

・・・これは言い返せませんね。

ぐぅの音も出ません。

主人公側の考えを綺麗事、と一蹴されるセリフです。

 

あとがき

とりあえず、思い返してみて、上記のセリフが浮かびました。

・・・主人公側のセリフが浮かんでこない。

ポップが結構好きなんですが、思い返してみても、彼もやっぱり劣等感に苦しみ、成長していく姿が描かれています。

私が印象に残るキャラは、やはりこういう人物なんですね。

 

漫画ですが、大人になった今でも、「これは納得」、と頷けるようなセリフがあり、漫画も結構馬鹿にできませんね。

漫画がきっかけに、何かを始めることもあるので、子どもに対して、”漫画だから”と、馬鹿にする、遠ざけるのではなく、読ませても良いかと思います。

(漫画に限りませんが、人生の数多い経験の一つとして、触れてみるのは良いと思います)