株は、手放さず、保有し続けることが資産を築くうえで大切なことなんだなあ、と改めて感じています。
いろんな本、いろんな方が、同じような意味合いのことを言っていますね。
「株は、握力(手放さない事)が大事だ」、と。
急騰による利益を得られるのは数日
AMDに関していうと、ある年について株価上昇値は+100%を超えましたが、この年のほとんどは、株価は上昇せず、いわゆるボックス相場になっていました。
確か米国の記事に以下のような内容がありました。
「AMD株は、この一年のうち、特に上昇した3日を逃していれば、この利益のほとんどを得られなかっただろう」
たった3日です。
その3日を逃していれば、+100%以上の利益は得られなかったのです。
その3日を見極めるのは、不可能でしょう。
そのため、上がるタイミングを計るのは、無駄な事で、
一年ずっと保有しておけば、そのタイミングを逃すことはなく恩恵を得られるのです。
長期保有できずに手放す方が多い
近年(2022年2月)の株を見ていると、思うことがあります。
「これ、お金持ちどんどん出てくるのでは?」と
というのも、株、特に米国株は2021年まで絶好調であり、大型株ですら株価が大幅上昇していました。
例
2018年始値 2021/2/2 (ドル)
アップル 43.75 160.52
マイクロソフト 86.13 313.46
アマゾン 1172.00 3012.25
P&G 91.92 162.60
テスラ 63.31 905.66
エヌヴィディア 53.85 244.16
ウォルト・ディズニ 108.95 142.62
AMD 10.42 122.76(←何気にAMDも10倍超)
これらのような株をずっと持っているだけで、かなりの利益が出たことと思います。
昨年の私は、仕事を失い、それまでも非正規で安月給で、投資できなかったため、この時に資金投入できず、悔しい思いをしていました。
同時に、株によるお金持ち・・・小金持ちは、かなり出たんだろうなあ、と思っていました。
しかし、実際は、そうでもないようです。
皆さん、ここまでになる前に株を手放してしまうようです。
利益が出たら早々に確定し、損失が少しでも出ると売る。
今年1月の下落による狼狽売り等の声を見聞きしていると、
「ああ、手放しているんだ。だから金持ちになっていないのか」
と納得しました。
下落の恐怖に耐えられないのです。
お金持ちになる機会を自ら放棄している、とも言えます。
・・・
ちなみに
私は、AMDを2年半近く保有していましたが、たった2年半程でも
「なんだこれ、上がらないじゃないか。売るわ」
「この強気相場でなんで下がるんだ。クソ株」
「チャートの形、これは駄目だわ」
という声がありました。
その後、AMDの株価は、無事に大幅上昇しました。
手放した方は、株価上昇の恩恵は受けられなかったでしょうね。
調整局面は、1年に一回はあるので、慌てないことが大事
2018年 米中貿易摩擦の影響で大幅下落
2019年 中国への追加関税による下落
2020年 コロナショック
なので、これらでいちいち狼狽売りしていたら、利益はほとんどでないのです。
調整局面に右往左往せず、ずっと持ち続けることが大事なのです。
保有企業について知っておけば安心して長期保有できる
私は、AMDについては、確か、この会社の製品であるCPU:ryzen3000 辺りから調べ、
性能の高さ、また、次製品の性能が期待できる
この理由で保有するに至りました。
CPU独走状態のインテルに匹敵、いや追い越せるかも、と思い、さらにそこから、
これからインテルに匹敵するのに、この株価は安い
と考えていました。
これらにより、多少の下落があっても安心して保有し続けられる。と考えたのです。
実際、下落は何度もありましたが、私は心配することなく保有していました。
自分が、株価が安い理由、これから上がる理由を納得できているのであれば、安心して長期保有できるので、そういう銘柄を持つのが良いかと。
狼狽売りも、場合によっては有りかと
長期保有が大事とはいえ、狼狽売りしてしまうのも致し方ないかと。
ただ、それで終わらせず、それを良い経験とすればいいかと思います。
下落に耐えられなかった
この経験で、自分のリスク許容度が把握できたはずだからです。
少し下がるだけでも、苦痛を感じるならば、市場から撤退するのも一つの手。
下落幅の小さいもの、例えば債権、ETF等に切り替えるのも手。
心配になった銘柄は全て売り、安心できる銘柄のみ残す のも良い。
「ちょっとした下落に苦痛を感じるならば、チャートを見なければいい」
とも言えますが、苦痛がある、耐えられないなら、撤退も一つの手だと思います。
その人には、投資は向いていなかった、ということです。
株を続けている方は、皆さん大幅下落を乗り越えて株を続けておられます。
下落で苦痛を味わい、それを良い経験とされている。
皆さんそれぞれのやり方で、自分が許容できる範囲で株を続けておられるように感じています。
(大幅下落しても、どこ吹く風と、別の話題をされてますし)
大金持ちは、自社の株を長期保有し続けている
有名な世界ランキングクラスのお金持ちは、大抵会社経営者ですね。
彼らは、自社の株を長期保有することで、勝手に資産が増えているのです。
長期保有の効果がわかるかと思います。
給与年収が一兆あるわけではないのです。(たぶん。調べてないのでw)
あくまで、株などの資産の時価総額です。
毎日億単位で変動していることでしょう。
(そういう視点で見ると、日本政府が日本ETFを買っているのは、経営者の資産を守っているともいえますね)
ちなみに経営者の給料について
確か海外では、経営者によっては、会社給料を1ドルにしている、という方もいるようです。
法律上、給与を0にはできないため、1ドルにしているのだとか。
これは、なるほど、と思いました。
経営者は、給料がないため、持っている株の価値を上げることでしか自分の資産を増やせない
→会社価値を高める努力をする
ということに繋がりますから。
(日本の政治家、経営者、全員こうすればよいのでは・・・冗談ですw。日本人はせこいので、経済を高めずに株価だけをあげるようにするでしょう。政府で株を買い支えるとか・・・あ、もうやってたかw)
日本海外問わず、お金持ちランキングの経営者は、やりたいこと、好きで仕事をやっているので、自身の金もうけを考えてはいないでしょう。
お金が目的なら、もう仕事引退して、悠々自適な生活でいいでしょうから。
あとがき
私は、現在、AMD以外で、個人的に信用できる銘柄を見つけてはおりません。
マイクロソフトですら、
大幅に利用者は増えないのでは?
クラウド事業?よくわからない
と考えていましたので。
仮に保有していても、下落局面で不安になり、売却していたと思います。
今後、収入が得られるようになれば、AMD以外も保有すると思います。
いくつか、これはと思える銘柄はあるのですが、いかんせん、どれも株価が高くて・・・。
(私程度が良い、と感じる銘柄は、とうに他の方々が目をつけている、すでに成熟している)
AMDも株価が上がり、私が資金を持つ頃には、
私程度の収入では買いづらくなっているでしょう。
まあ、焦らず、次の銘柄をじっくり探します。
私が、市場から撤退することは、おそらくないです。
お金持ちは株をやり、貧乏人は株やらず、株価上昇でお金持ちに文句ばかり。
(株価が下がると、「ほらみろ、株なんてやってるからだ」とかのたまい、大喜びするんですよ。いや笑っている場合じゃないぞとw。不景気なんだぞとw)
・・・
どっちになるかと言われれば、私は、お金持ちのマネをします。
庶民は、お金持ちを悪者としたがりますが、株価が下がると金持ちの不幸を喜び、上がると金持ちの成功を怒る、文句ばかり言うだけの庶民側の方が、醜く愚かに見えます。
(株価下がる、景気悪化すると、自分、もしくは家族に影響がでる可能性もあるというのにねえw。給与、昇給減額、新入社員削減、社員削減等)
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