てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

採用基準 炎上させず公表させ続ければいい

少し前に、ある会社が、

「給料を気にする人とは働きたくない」というコメントを出したところ

炎上→謝罪したというニュースがありました。

 

私としてもこのコメントは、気に入らないですし、この情報を広めるのは結構なのですが、責めて、炎上させ、削除させる必要はないと思っています。

 

会社の方から、

「うちはこういう会社だ」

と教えてくれているのに、わざわざ隠させる必要はないと思うのです。

こういう情報は、この会社がどういう会社であるかの判断材料になりますので。

 

会社としての採用の方針は、会社それぞれでいいと思います。

求職者側は、それを確認して、その会社への応募の有無を判断するので。

 

採用基準 すきに公表させればよい

採用基準は、はっきり公表してほしいと思っています。

公表されている情報を確認し、それが気に入らなければ、応募しないだけです。

炎上させて隠させるのは、むしろ求職者側にとって損ですよ。

それがその会社の方針、考え方、環境なのです。

(あまりに人格否定するようなことが記載してあれば別ですが、それは採用ルール以前の問題)

 

むしろ提示させましょう。

皆心配しているのは、その会社はどんな環境なんだろう、ということです。

根性論の会社なのか、給料をなるべく出さないようにする会社なのか。

そういうことを、会社側から提示してくれているのはありがたいのです。

ほっときましょう。

そして、是非とも、そういう事を提示してもらいましょう(笑)。

 

 

また、そういう案件をほっとけば、他の同じように考えている会社も求人に同じ文章を掲載します。

「よそも書いてる。これで間違っていないんだ。うちも書こう」

と。

 

そうなれば、求職者としてはありがたいのです。

そう言う会社に間違って入ることがなくなりますから。

”入社しない”、という選択肢がとれますから。

「わが社は、全社員大変やる気があり、皆進んで残業します」

「金を目的にするとは何事か。金目当てとしては仕事が汚れる。会社の、社員のために働こう」

とか(笑)。

 

性別

採用条件に性別が書くことは、どっかの誰かが指摘したことで、できなくなっていますが、就職活動している身としては、記載して欲しいです。

 

例えば、会社側が女性が欲しいと考えている求人に、男性が必死に志望動機等を考えて応募しても、全くの無駄になります。

逆もまたしかり。

 

差別的な意味でいっているのではありません。

職務上or会社の現状から、女性の方が良い、男性の方が良い、というのは、あるでしょう。

これは、性別に限りません。

 

求人情報記載に関するルールを策定しても、採用側は、記載しないだけで、どういう人間を欲しいか、頭では決めているので、それに合わない応募者は機械的に落とされます。

条件を満たしていない求職者が無駄な労力を消費してしまう分、マイナスです。

 

ルールとして策定するなら、明らかに差別的な、卑下したような言葉を書かないとかでしょう。(〇〇人はいらない、等)

その程度でいいと思いますね。

 

謝罪→考えを改めたわけではない

謝罪をしたところで、その会社は、考えを変えていないと思います。

ただ、炎上したから謝罪、削除しただけかと。

 

むしろ、今回のことで、この会社は、この情報を隠すようになりますので、この会社への判断材料が一つ減ってしまったことになります。

この会社に限らず、この炎上したコメントと同じ考えを持っている会社もこのことを隠すでようになるでしょう。

 

隠されて困るのは求職者の方です。

 

あとがき

今回炎上したコメントは、

「面接で給料を聞くな、失礼」

ということが、常識とされている日本の採用環境を表していると思います。

(人材会社などの相談員に聞くと、ほぼ100%質問しないほうがいいと言われる)

 

私は、給料は、生活、今後の人生に関わることなので、聞くことの何が悪いのか疑問に思っていますが。

 

求人情報には、嘘を書かず、はっきりと会社の方針、条件を記載してほしいものです。

入社してから、話が違う、というのは避けたいですし。

 

そして、それを見た人は、その会社を責めたり、非難する必要はないかと思います。

情報として広める程度でよいかと。

それでいいと思う方は、その入社されるでしょうし、あまりに馬鹿なことを言っている会社には、人は集まらないでしょうから。

 

 

性別条件の有無については、あれを禁止した方は、就職活動、採用活動をしたことがないのでしょうかね。

就職に苦しんでいる人は、記載がない以上、たとえ、自分と違う性別の方が欲しいのだろうと推測できても、わずかな可能性に懸けて応募をせざるをえないので。

応募側に無駄な労力を課しているだけかと。