NISA(少額投資非課税制度)の恒久化、無期限化を金融庁が求める、という記事が少し前にありました。
久々の投資に関する良いニュースです。
政府は、投資を勧めておきながら、投資に関する税の増税をしようとしたり、長期投資を勧めるくせに、NISAは5年期限で長期投資になっていなかったりと、矛盾したようなことばかりしていたので、今回の案は、非常に納得できるものです。
個人的には、積み立てNISAよりNISAを使用したいので、NISAを是非とも何とかしてほしいです。
NISAは個別株、ETFに投資できますが、積み立てNISAは政府が認めた投資信託のみであり、近年、政府は積み立てNISAの方に力を入れています。
(投資信託会社と裏で何かしているのでしょうかw(投資信託は運用会社に信託報酬を払っている))
政府は、投資の知識がないと疑いたくなる
近年の政府は
・金融所得課税見直し
・自社株買い制限
・四半期決算開示の見直し
等々、投資を勧めているとは思えない案ばかり出していたので、投資させる気がないだろう、と思っていました。
なのに、投資を勧める。
・・・
「何言ってんだこの人」、と思っていました。
(どっかで見ましたが、投資家の95%は、岸田さんを支持していないとか・・・)
現在、投資もできない貧乏人の私でも、これはおかしいと思っていました。
この点は、与党だけでなく野党も同じです。
政治家は、投資の知識を持っておられないようです。
とある野党議員が
「投資への税を強化する」
と発言し、それに対して記者が
「NISAにも課税するのか」
と問いかけると、
→「もちろん」
という無知な発言をしていました。
(NISAは非課税制度→”NISAに課税”は完全に矛盾)
投資は、お金持ちだけじゃない
投資は、一般人が資産を築ける、一つの方法だと思っています。
自分が決して優秀でなくとも、優秀な方達が一生懸命働いて会社を大きくした恩恵にあずかれるからです。
私は、優秀ではなく、おまけに運もありません。
成功者、成功した会社は、優秀であり、かつ運を持っています。
私がその会社の株を持つことで、その結果の一部をいただける。私はそう考えています。
(意地悪く言えば、良い会社には優秀な方が集まっている→その会社の株を持つ→優秀な方が自分の株の価値を高めるために働いてくれている、とw)
宝くじより、よほど現実的であると思っています。
そのため、投資への課税強化は、一般人からとみても、良い案とは思えません。
私のような貧乏人が、
「投資で資産を築こう」
と考えている時に、課税強化なんてされたら、
「資産築くのが難しくなるじゃん」
ってことです。
これから資産を、と考えている一般人に対して
「資産を築くな。投資するな」
と言っているのに等しいかと。
NISAは、お金持ち優遇ではない
私個人の考えとしては、決してお金持ち優遇ではないと思います。
NISAは、年120万。積み立てNISAは年40万。
NISAの場合、「庶民は、一か月10万も投資に回せない」との意見がありますが、そうではないかと。
月3万しか投資できないとしても、”投資金額全額が非課税になる”、ということです。
お金持ちの場合、年120万どころではないでしょう。投資全額が非課税になることはありません。
お金持ちは、もっと投資しています。
最大値だけ見て、最大値使える=金持ち。だから金持ち優遇という意見が多いですが、別に最大金額使わなくても、投資全額が非課税になるなら、一般人に充分メリットのある話だと思うのです。
それでも金持ちも得するじゃん、と言うのであれば
投資資産何十億円以上は、NISA無し、とかでいいかと。
金融課税も、累進方式で、資産何十億以上なら、とかで分ければいいかと思います。
老後2000万問題が話題になりましたし、数千万程度でお金持ち扱いにし、課税強化するのはちょっとどうかと思っています。
まあ、金持ちへの不満を考えるより、自分の資産が増える、得になるかどうか考えればいいと思いますがね。
お金持ちをそんなに目の敵にすることもないかと。
お金持ちも同じ人間で、税金も払っていますし、働いているでしょうから。
高収入と聞くと、私は、「優秀ですっごい激務なんだろうな」と思ってますし。
(もちろん不正する方は別ですよ。あと親の資産で・・という方に抵抗があるのもわかります)
あとがき
まあ、投資は自己責任ですし、個人で考えて、するしないを決めればいいのです。
実際、リスクがあり、資産が減る可能性もありますからね。
ただ、投資をしている人 or していない人を、馬鹿にする、否定する、ことは止めるべきですね。
これは投資に限った話ではないかと。
自分がしていない、興味ないことに対して、馬鹿にする、否定する方が結構おられますので。
私も気を付けようと思っています。