てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

クレーマーには毅然とした対応を

度々ニュースでも問題になっている接客業における態度の悪い客。

私も、それなりの期間、接客業を経験してきましたので、そういう客を見てきました。

それを見るたびにいつも

「変に謝らないで、もっと強気に出ていいのでは」

と思っていました。

 

お客さん側としても、変な客には、しっかりとした対応をしていただいた方が、そのお店を安心して利用できると思うのです。

例えば、怒鳴るような客がいつもいると、その店に行くのが怖くなり、利用するのを止めてしまうかと。

 

ですが、ほとんどの店では、言われるままに謝ってしまうのです。

(流石に「タダにしろ」「サービスしろ」は断っておられましたが)

 

私は、非正規社員でしたので、お店の方針に従っていましたが、そこが本当に疑問でした。

何度か、店長、社員の方にそういったことを話したことがあるのですが、大体は

「ん~。そうはいってもなあ・・・」

で終わってしまいます。

 

ただ、一人だけ、そういうお客さんに強気に対応されている方がおられました。

強気といったら誤解されそうですね。

毅然とした態度と言えばいいのでしょうか。

 

毅然と対応された店長

ディスカウントストアでアルバイトをしていた時の話です。

レジで並んでいたお客さんが、そばに合った商品の値段を見て大声で叫びだしました。

店長が対応し、私は、レジをしながら聞いていました。

 

「一昨日買った時は、この値段じゃなかったぞ。なんで安いんだ」

「これは本日からのセールで」

「俺が買った時はもっと高かっただろ。おかしいだろ」

(んなこと言っても、今日からって言ってるがな、と思いながら聞いていました)

「本日よりの広告掲載の価格になっております」

「だったらもっと早く言えよ。なら一昨日買わなかっただろ」

その後も、

「お金返せよ」

「一昨日買ったんだぞ!!」

を繰り返す。

店長は、何度も丁寧に説明を繰り返し、ようやくそのクレーマーは納得したのですが、

「なんだよ。もっとわかりやすくしとけよ。あーだこーだ・・」

ここで、店長が

「営業妨害ですか」

「あんだよ!。あんたが・・・」

「○○君(副店長)!。警察呼んで!」

「おい。あんたがおかしいんだろが!逃げんなよ」

「警察呼びましたので、逃げないでください」

「おい。俺関西人だぞ。関西人はすぐキレんだぞ」(なんだそりゃw)

で、店長が、その客を他のお客様の迷惑にならないように移動させる。

 

その後、警察がきて裏で話し合い。

二度とこの店に入店しないという誓書を書かせ、警察とともに退店。

最後に

「あ~あ。これでこの店は、客を一人失ったな」

と言って出ていきました。(あんたは客じゃない)

 

また、ある時は、

「店の作業が邪魔だ!俺がいるうちは作業するな」

と言い続けたお客さんもいたのですが、最終的に

「本社に電話するぞ」

「どうぞしてください」

という返し。

 

この店長、穏やかな方なのですが、理不尽なクレーム相手には引かないんですよね。

これにより会社におけるこの店長の立場が悪くなったかというと、そんなことはなく、本店店長に出世されていかれました。

 

さらに言うと、この店長の時の店の売上が歴代最高でした。(この店長が異動してから売上が下がった。)

 

一応補足を。

関西人だからキレる、というわけではありませんw。

私も関西育ちなので。

関西関係なく人によります。

 

特別扱いしてはいけない

この手の人には、変に引いて、サービス等してはいけないんですよね。

引いてしまうと、味をしめて繰り返すためです。

 

また、特別扱いしてしまうと、それを知らない方、例えば新人が対応した時に、また怒りだすためです。

「この店は、俺には皆こうしてるぞ。あんたもやれよ」

と新人が詰められてしまうのです。

 

「お客様は神様」は、お店側目線の話

「俺(私)お客様だぞ。」

「お客様は神様だぞ」

このようなことを言ってくる方、本当におられます。

 

接客業始めたばかりの頃は、ビクッとしていましたが、しばらくすると冷静に対応できるようになり、このセリフを聞くたびに内心笑っていました。

「自分のことを様づけとかw」

「自分のことを神様とか言ってるw」

という感じで。

こう考えたほうがストレスも溜まりませんしね。

 

神様は、怒鳴りません。

神様は、脅しません。

神様は、自分のことを神様とは言わんでしょう(言わないですよね?)

お客様は神様、という言葉は、店側の立場として心掛けていることであって、お客側が強要することではありません。

 

あとがき

クレーマーに対して、過度に卑屈になる、謝ることはしなくてよいと思うのです。(もちろんこちらにあきらかに非があれば別ですが)

店側にも客を選ぶ権利があるのです。(たまに、この権利を乱用している酷い店もありますが)

 

対応する方のストレスは、大変なものですが、これに関しては、もう慣れるしかないですね。

経験上、絶対にこういうお客はいらっしゃるので。

私は慣れました。

というより、笑えるようになりました。

子どものようにわめいている大の大人を見てると、一週回って面白くなってきまして。

子どもみたいw、みっともないなあwって感覚です。

 

まあ、これは、

私が非正規で、正社員として今後ずっとこの問題に関わっていくわけではない、という背景があるからこそ、そのように考えられたのでしょうけど。

 

ただ、居座る客は困りますね。

今回の店長のように警察を呼べばいいのですが。

大事にしたくないのか、なかなか呼ばない方が多いので。

 

よっぽど変な会社ではない限り、警察呼んで怒る会社はないかと。

私の経験した大抵の会社は、クレーム受ける従業員に理解を示されてましたし。

むしろ、警察呼んだこと、大事にしたことを怒る会社は、態度悪い客以上に問題です。

そんな会社は辞めるべきですね。従業員を守らないので。

小売業ならいくらでも転職できるかと。

(小売業正社員経験者は引く手あまたですよ)