ブラック企業とは、低賃金、長時間労働、パワハラ等、常識を超える悪環境を提供する企業。
ブラックな会社では、暴言等で、社員を精神的に追い詰め、さらに長時間労働によるストレス、また睡眠を削れられることで正常な思考ができなくなります。
・真面目な人を潰す
・洗脳(ブラック思考の人を増やす)
・間接的に真面目な企業を潰す
といった問題があると考えられます。
しかし、
ブラック企業については、まだまだ放置されているようで、非常に歯がゆいです。
ブラック企業の問題点
真面目な方を潰す
まず、追い詰められる、苦しむ方は、真面目な方が多いとのことです。
真面目・・・悪い意味で真面目になっている方ですね。
私としてもこれは納得です。
辞めてはいけない。言われた通りやらなくてはいけない。できない自分が悪い・・。
途中で投げ出すのは根性無しという常識に縛られ、自己責任感が強い方ですね。
これにより益々自分を追い込んでしまうのです。
しかし、これは大きな損失だと言えます。
真面目な方ということは、上手く、いや普通にいけば、普通に仕事をこなし、家庭を築き、生涯税金を払います。
この方々を潰すということは、将来の税金を減らし、少子化を促進し、生活保護者or精神疾患者を増やします。
社会的にも何もいいことはありません。
要領のいい、適度に不真面目な方は、辞めればいい、ということで辞めていくので、ブラック企業に残るのは、真面目な方が多いのです。
結果、真面目な方が潰されていきます。
そして、運よく?生き残った方は、以下のように洗脳されます。
洗脳
悪い環境であっても、長期間その場に居続けてしまうと、洗脳されてしまいます。
入社当時は、
・無意味な残業させるとか、仕事ないなら帰らせてくれ
・人前で大声で人格否定の言葉とか、くそ上司だ
・会社に人生捧げるとか、ありえない
上記のように言っていた人が、数年後
・残業しないとか、さぼってんのか
・この程度で暴言とかおかしい
・会社のことを第一に考えろ
なんて言い出します。
原因としては、
・洗脳される
・耐えてきたことで、今でも働いて給料をもらえてる現状に満足
・自分がしてきたことを否定できない(これまでの人生を否定することになるから)
・自分がされたのだから、お前も耐えろ(お前らこんな目に合わないのはずるい等)
といったところでしょうか。
洗脳は、
「よく耐えた。お前は根性がある。」
などと言われることで、自分が耐えてきたことは正しかったと思わされます。
また、そういう集団の中にいると、自然とそういう思考になってしまうんですよね。
(学校もある意味洗脳する場だと言われることがありますが、あながち間違いでもないかと)
洗脳されてしまうと、ブラック思考の人間になってしまい、これから入社してくる真面目な方を潰してしまいます。
これは、社会にとって損失です。
人を潰す人間を増やして、いいことなんてありません。
真面目な企業が損をする
真面目な会社は、真っ当な労働時間、まともな給料で運営します。
そして、価値に見合った価格を提示します。
対して、ブラック企業は、仕事を得るため、低価格で仕事をとり、そのため、給料を少なく、サービス残業で回します。
仕事を依頼&製品を買う側としては、安い方が、ということでブラック企業の方で依頼or購入します。
→真面目な会社が得られるべきものが、ブラック企業に流れます。
→真面目な会社の経営が・・・
→下手すれば、真面目な企業がブラック化して対抗することに・・・
買う側が、真面目な企業から買う、仕事を依頼するようにすればよいのですが、作業現場がどうなっているかまで確認もできませんしね・・・。
あとがき
ブラック企業対策は、もっと本腰を入れて行ってほしいところです。
人を働けなくなるほど壊してしまうと、その人が生涯働いて払うはずだった税金が入りません。
それどころか、障害者、生活保護者、として税金を使用しなければいけなくなります。
また、働けないので、家庭も当然持ちませんし、結果、少子化に拍車をかけます。
そして、そのブラック企業で生き残った人は、ブラック思考になっており、次の犠牲者を作ります。
・・・
人を壊さなければ存続できない企業など、社会にとって悪でしかありません。
国は、もっと法律を破る会社について、断固とした態度をとるべきですね。
ブラック企業は、法律を舐めています。
法律を破ると、経営が傾く、関わった人間全ての財産の一部を没収とかすべきだと思う今日この頃です。
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