てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

人材不足倒産・・・見方によってはよい傾向

人材不足である企業が49%、というニュース記事を見かけました。

情報を出しているところによって、この数字は、まちまちなのですが、
まあ、ちらっと検索してみた感じでは、ここ数年では、大体60%ぐらいの企業が人手不足と感じているようです。
(東京商工リサーチでは、66%(大企業は70%))


・・・。
はい。

就職氷河期の私が言いたいことは、大体わかるかと思いますがw。

ならばなぜ、就職氷河期世代がいまだに正規社員に就けないのかとw。

雇えばいいではないか、とw。

30代前半が若い?

10年ちょい前の私は、そのぐらいですよ。

そのころは、20代・・・25歳ぐらいが欲しい、と私は、言われていました。

その時に、私ぐらいの20台後半~30台前半の方を雇っておけば、今頃、経験10年選手ですよ。

で、今頃、「30~40代の経験者、熟練者が欲しい」 ときたもんです。

なにやっているんだか、と。

・・・
愚痴が入り過ぎましたw。

 


まあ、人材不足ってのは

→優秀で、年収安くて、文句言わずにサービス残業する人材が不足

ってことなんでしょうけどw。

 

氷河期の頃は、そんな会社にも入社していたでしょうけど、時代は変わっています。

人材不足だからというだけでなく、

ネット普及で、悪い情報はすぐ広まり、また、そんな待遇が一般的ではないこともばれています。

昔のように

「どこの会社も同じだ!!」

「うちの会社で無理なら他はもっと無理だ!!」

は通用しないのですw。

入社させたところで、見限られて、まともな待遇の会社に転職されるのです。

 

見方によってはよい傾向

帝国データバンクの調査によると、

2023年上半期の人手不足倒産は、110件。

前年比1.8倍。

 

倒産を問題としているような記事もみかけますが、見方によっては、これはいい傾向とも言えます。

 

これまでは、企業側が強く、労働者側は、職に就くために、仕方なくブラック企業に入社していました。

そのため、ブラック企業が存続し続けたのです。

 

しかし、人材不足になれば、労働者側が強くなります。

ブラック企業なんぞに入らなくなります。

結果、ブラック企業は人材不足で倒産します。

こうやって、ブラック企業が淘汰される、と考えれば、これはこれでよいのかな、とも思えます。
(真面目な会社が倒産してしまうこともあるでしょうけど)

 

企業努力を行わない企業は、淘汰されます。

これまで、職に就けない求職者に対して

「自己責任」

「努力が足りない」

「欲しいと思われる人材になれないのが悪い」

と言っていたのが、そっくりそのまま、会社側に返ってくるのです。

 

人材が集まるわけない待遇

求人情報で、酷いなあ、と思う待遇を多々見かけます。

例えば

「英語でビジネス会話。さらに職務経験5年以上で、○○ができて~」

これで年収350万 とかで、平気で募集していますから。

私からすれば、

「もっと出してやれよ」

「集まるわけないでしょう」

と思うわけですw。

 

私のような未経験なら、その年収スタートでもいいかと思いますが。

 

しかし、それはそれで、経験積む、能力アップしたらしっかり昇給しないといけないと思います。

昇給額が少なく、入社時の年収で、全てが決まる、なんて会社もあります。

そんな会社は、若い、年収低いうちに入社した人間は、馬鹿らしくなりますよ。

 

例として、とある企業の面接では、以下のように言われました。

「〇〇さんの場合、年収320万円になります。」

「うちは固定昇給。成果昇給はなく、必ず一定額昇給します。(約5000円)」

さらに、この会社は、

その職種の経験3年の中途入社の方は、年収450万円スタート。

仮に私が320万円スタートで、10年働いても、その額には届きません。

・・・

もっと人材を、従業員を大事にせえよ、と思うわけです。

まあ、この会社、落ちましたけどw。

 

あとがき

求職者側が強くなりすぎるのもあれでしょうけど、これまで散々、求職者を待遇面で馬鹿にしてきた企業は、倒産しても構わないでしょう、と個人的に思うわけです。

 

人材不足で、業務効率化、待遇改善が進めばいいなあと。