これまで書いてきた我が家の親の言動は、毒親の特徴の中では、特に過干渉に該当するようです。
過干渉は、世間体を過度に気にする親の特徴です。
世間体を気にするが故に、子どもに一般常識・・・いえ、親が常識と考えることを強要します。
仮にその通りにしても褒めたりはしません。
常識なので、できて当然なのです。
また、その当たり前のことをやっていないと、
「(世間に対して)みっともない」
と言い、責め立てます。
過干渉の特徴と問題点
特徴
①子どもの話を聞かない、さえぎる
②子どもの選択を尊重しない
③褒めない。責め立てる。
④交友関係に口出し
⑤子どもの全てを把握しようとする
子供への影響
・自尊心が過度に低い。自信がない
・無気力
・自分で物事を決められなくなる、考えない
・自立できなくなる
我が家の場合、特徴は、特に②③⑤が該当します。
子どもの希望を否定すること、また、子どもの選択を悪のように話し、親がああしろ、こうしろと決めることは、子どもの自尊心を失わせることにつながります。
「自分の選択はいつも間違っている」と考えるようになり、自分で物事を決められなくなります。無気力にもなります。
また、親が示した選択肢しか取れない、ということは、
自分で考えても仕方がない→自分で考えることが無駄
となり、考えることをしなくなります。
(これは会社でもありますね。上司に否定されてばかりいると、もう自分で考えるのをやめ、上司の言われることに黙って従うだけになります。)
私も、選択、結果に否定ばかりされていたので、自己肯定感が異常に低いです。
また、新しいことへの挑戦をしなくなりました。
好奇心もなくなり、たとえば、誰かに
「何かやりたいことはある?」
と聞かれても、本当に何もなく
「別にない」
と答えていました。
あとがき
毒親の影響があったとはいえ、この気質を親のせいにしていて、考えることを放棄してはいけないかと。
そうなった自分が、行ってきた行動、言動は、自分の責任であるので、自分のためになんとか直していくしかありません。
自分の人生は、自分の責任です。
自分の言動、行動は、たとえ、親が原因であったとしても、他人にとっては関係ありません。
本人がそういう人間であると見られます。
これからも自分として生きていくのは自分であり、親のせい、と言っていても始まらないので、直していくしかありません。
私は、自分で考え、新しいことに挑戦するように心がけています。
最初は、一歩の踏み出しが大変でしたが、少しずつ改善できているように思います。
ブログを始めたのも、新しいことへの挑戦です。
以前の私なら、絶対にやりませんでした。そもそも、興味すら持たなかったでしょう。
自尊心は、まだまだなのですが、小さな成功を積み重ねていくしかないかなあ、と考えてます。
何か良い改善方法があればよいのですがね。
私は、ずっと反抗していたので、親離れできない、ということはなかったと思っていましたが、
よく考えてみたところ、私は、こんな親であっても、大学の時点では、
”就職は家を出ないで実家から通勤できるところにしよう”
と考えていたので、自分がそうでないと思い込んでいただけで、親離れできていなかったのかもしれません。
家を出て本当によかったです。