ネットニュースを見ていたところ、毒親に関するアンケート調査結果がありました。
自分は毒親か?
毒親かもしれない 約28%
毒親でない 約55%
他は、わからない と回答。
”毒親でない”が、半数を超えています。
私としては、”毒親でない”と回答している方が、実際に毒親の可能性があり、”毒親である”と思っている方は、毒親でない、だろうと思っています。
なので、毒親の方が多いんじゃないかなあと思っていますw。
自覚
毒親は、反省しません。
反省しないから毒親なのです。
自分が常に正しいのです。
今回のアンケートの場合、毒親であるかも、と思っている方は、自分の行いを省みることができている可能性が高い方です。
話し合いをする余地もあります。
逆に、毒親でない、と思っている方の中には、自分が間違ったことをしていない、自覚できていないだけで、実際には毒親的行動をしている可能性があります。
毒親は、自分が正しいと思っているので、自分が毒親とは思っていないはずです。
上記理由により、私としては、”毒親でない”という回答の中に、毒親が潜んでいる可能性があると思っています。
「自分は毒親かもしれない」
と考えられている時点で、私は大丈夫だと思ってます。
子供との関係は良好か
こんなアンケートもありました。
結果
良い 約79%
悪い 約5%
どちらとも言えない 約16%
これも、うがった見方をすれば、親が”良い”と思っているだけの可能性があります。
毒親で精神的に抑え込まれた子どもは、親の顔色を窺います。
怒られないように行動し、親の機嫌を損ねないように努めます。
それを受けて、親の方は、
「この子は、いい子だ」
「子どもとの関係は良好だ」
と勘違いしていることがあります。
親と喧嘩、不仲のように見える反抗期は、親からの精神的自立の証であり、悪いことではありません。
それがないと、親離れができていない可能性がある、と言われています。
対して、毒親の子どもは、親の言う通り、言いなりになるので、精神的に自立できていない、自己主張ができない、という特徴があります。
実際、専門家の方は、
「小さいころから手のかからない、いい子」
と聞くと、自立できていないことを疑う、心配するそうです。
喧嘩するということは、良い見方をすれば、言いたいことを言い合えている、とも言えます。
なので、「関係が悪い」、と考えているのは、子どもが無事に自立できている、のかもしれず、
「関係が良い」、のは、自立できていない、かもしれません。
・・・
我ながらひねくれた考えをしていますw。
会社
会社でも同じことが言えるかと。
周囲が、
「この人めんどくさいから、機嫌損ねないようにしておこう」
と考え、接していることに気づかず、自分は部下にも信頼されていると考えていたり。
逆に、
「自分は口うるさく注意するから嫌われている」
と考えている人は、案外嫌われていないもんです。
あとがき
自分が間違っている、おかしいと受け止めることは、難しいことです。
反射的に、「そうじゃない」と否定したくなります。
しかし、事実を、自分を受けとめられるように、認められるようにすることが、毒親にならない、真っ当な人間になる第一歩かと考えます。
昔、とある漫画でみた好きなセリフがあります。
「人は、生まれつき人なんじゃない。自分で人になっていくものだよ」
失敗、間違いを繰り返し、それを受けとめ、改善してこそ、真っ当な”人”になるのではないでしょうか。