てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

政府の氷河期世代対策 成果が目標の十分の一

政府の氷河期世代対策は、氷河期世代の正社員を
 2022年度までで30万人増やす

としていましたが、現在までで、3万人しか達成できていないとのこと。

目標数の十分の一です。

 

・・・。

失敗ですね。

それを認めて、反省、改善し、次の新たな政策をしてくれればと思ったのですが、以下の文が

 期限を24年度までに延長する

・・・

いや、それは違うのでは・・・。

 

「今回達成できませんでした。反省して、次は、コレコレこういうことをして、〇年度までに〇万人増やします」

とか、新しいことをすべきでは?

何故、前の目標を期間延長するだけなのでしょうか?

何が何でも、失敗としたくないのでしょうね。

(24年に達成できれば、”成功だ”というのでしょうw)

 

この記事では、期間延長するというだけで、具体的な対策は書いてありませんでした。

 

役に立っていない政策

目標達成できなかったことを、コロナのせいにしていますが、就職氷河期世代対応のサービスを複数受けてきた私からすると、

政府の氷河期対策は、ほとんど役に立っていない、と言えます。

 

就職氷河期世代歓迎求人

ほとんどありません。

しかも、その対応されている職種は、

 介護、ドライバー、警備・・等の、一般的に人が足りないと言われている職務です。

人が集まらない職種を、そのまま氷河期世代歓迎、に持ってきているだけです。

要するに、何も変わっていないのです。

新たに、氷河期のための枠が出たわけではありません。

 

極稀に、上記職種以外の氷河期世代枠がでることがあり、私も応募しましたが、書類選考で不採用でした。

書類等に関しては、担当の方から

「○○さんは、氷河期世代としては、若いし、書類も問題ない。受かる可能性は高い」

と言われていたのですが。

まあ、競争率も高いですヵらね。

 

ホームページで強調している氷河期相談窓口

自民党のページに書かれています。

「一人一人の状況に合わせた各種相談窓口を設置し支援」

 

これ、私も利用しましたが、全く役に立っていません。

 

相談をしてみたところ、私が以下のことを説明すると、彼らは黙ってしまいます。

・10年就職活動をしていること

・派遣、人材紹介、複数の転職サイト、を利用していること

・履歴書は、それぞれで添削済みでほぼ問題ないと言われること(履歴書を見せた上で)

むしろ私の方が、就職活動に詳しいまでありますw。

 

相談しても、今まで受けてきた様々なサービスと内容が変わらず、一般的なことばかりでした。

「履歴書もよく書けてますね。職務経歴書も直すところがありませんね」

「受け答えも問題ないですし、見た感じの雰囲気も良い。あとは応募していくしかないですね」

「そうやって、10年以上続けてきて、仕事が決まらないのですが」

あ~~・・・」

「・・・」

「・・・」

「困りました(笑顔で)」

「そうですねw~」

で終わります。

私の方から笑いかけることで、このなんともいえない雰囲気を和ませるしかない状況。

 

結局、彼らが言うのは

「氷河期限定求人ありますよ」

「応募し続けて」

私は両方やった上で相談しています。

・・・これだけしか言えないなら、相談窓口無意味です。

 

アドバイスのしようがないようです。

まあ、内容は、普通の就職相談と同じですね。

 

窓口設置、で後は、現場に丸投げすべきではないです。

そもそも相談って何を?と思います。

「仕事が決まらなくて生活が」と言えば、お金を工面してくれるのでしょうか。

仕事を紹介してくれるのでしょうか。

答えが

「頑張って」

では、ね。

既に頑張ってますよって話ですから。

 

相談で何が解決するのか。

少なくとも、今も必死に仕事を探している方にとって、目新しいことは何もありません。

上記のような状況があるのに、未だにこれをホームページで強調していますからね。

 

少し調べてみましたが、私だけではないようです。

「窓口なんの役にも立たない。意味ない」

という感想をよく見ました。

 

 

その他、しごとセンターの氷河期世代対応、雇用創出安定化事業等、いくつかの氷河期世代向けのものを試してきましたが、全て駄目でした。(もちろん現在も続けています)

 

もっと言えば、窓口の方も、氷河期世代対応について理解しきれていない様子です。

他にこういう事業がある、ここで対策をやっている等、窓口で聞いたことがありません。

私は、氷河期世代対策については、全部ネットで、たまたま見つけました。

 

世代人口

年代別の人口を確認しました。

20~29歳 1264万人

30~39歳 1372万人

40~49歳 1755万人

50~59歳 1731万人

60~64歳  741万人

65~    3626万人

(総務省 人口推計 2022年6月1日時点)

 

そして、氷河期世代については、

35歳以上55歳未満

と設定されています。

・・・

人口の多い40代、50代が見事に氷河期世代の中心になっています。

 

この数が多い世代が、非正規、低収入で

 税金の払いが少ない

 家庭を持てない、子どもが作れない

という方の割合が、他の世代より多いとなれば、社会的に影響は少ないとはいえないですね。

 

氷河期に限った話ではありませんが、ブラック企業に潰された方、やむなく非正規でいる方、仕事に就けない方。

この方たちによる、税金、子ども。もっと言えば、ものを買って経済をまわしていたであろう機会を潰したことになります。

 

あとがき

就職に関して、私のように、しっかりやっていても決まらない方も多数おられるかと思います。

真面目にしっかり活動されているのに決まらない方の話をしっかり聞いて欲しいものです。

(氷河期向けのサービスが役に立っているのか等)

どんな風に苦しんでいるのか、ご存じないと思いますので。

政府の方の身近に、就職氷河期で苦しんでいる方がいるとはちょっと考えにくいので。

 

もちろん、私達だけでなく、採用する企業側の声も。

(ニュースにちょこっと書いてあった企業の本音「中途採用でも20代が欲しい」とのこと。そりゃそうだw)

 

20代の頃から経験者が欲しい、と言われ続けてきました。ならば経験する機会を、チャンスを・・・と思わずにはいられませんでした。

 

自己責任と言われたら、それまでですがね。

20代のうちに雇ってくれていれば、今頃経験10年以上だったのに・・・。