毒親に苦しめられ、就職が上手くいかず・・・。
私は、このような状況が続き、精神的にまいっておりました。
何故このような状況で、耐えることができたのか、早まった行動をしなくて済んだのか。
それは、話ができる人、理解してくれる人がいた、ということが大きいかと思います。
命を失ったり、とんでもない行動をしてしまった方は、孤独だったのだろうと思っています。
私の場合、一人の友人に救われました。
毒親のことを初めて友人に話した
当時、就職が決まらず、これまでも書いてきましたが、親の理解のない、自分勝手な言動に完全にまいっておりました。
本当にもう限界でした。
そして、ついに友人にこの話をしました。
正直、ものすごく不安でした。
「親のせいにするな」
「言い訳じゃないか」
というようなことを言われるかと、内心ビクビクしていました。
しかし、誰かに話さずにはいられなかったのです。
いや、友人には知ってほしかった、という思いがあったのかもしれません。
結果として、友人は理解を示してくれました。
友人の本心はわかりません。
ひょっとしたら、「言い訳だろ」等の思いも持っていたのかもしれません。
しかし、私を責めることなく、
「そういう親だったのか。大変だったんだな」
という意味合いの言葉だけ述べて、私の話を聞いてくれました。
これに、ものすごく救われました。
上手く言葉で表現できませんが、否定的なことを言われるのを想定していただけに、気持ちが楽になるのを感じました。
今なら泣いているかもしれませんw。
ここで、友人に否定されていたら、今どうなっていたかわかりません。
こうやってブログを書いていることもなかったでしょう。
早まった行動をしていたかもしれません。
就職に関しても、友人には内心どう思われていたかわかりませんが、
私が真面目に探していたということを信じてくれ、特に私のやり方を否定することもなく、時折、気分転換に遊びに誘ってくれていました。
友人でいてくれたことに感謝
精神的に追い詰められていた時、私自身は覚えていませんが、友人から聞いた話では、私は、友人に対してかなりひどい態度をしていたようです。
本当に申し訳ない気持ちです。
したことも、それを覚えていないことも。
そこで、友人が私に見切りをつけていてもおかしくはありませんでした。
仮に私が、友人にしたような言動を、友人にされていたとしたら、彼とは関わらないように、距離を置いていたかもしれません。
そのぐらいの態度をとっていました。
しかし、現在も友人として、いてくれています。
感謝しています。
精神が追い詰められているときの行動
精神的にどん底になっている時は、自身が気づかない所で他人を不快にさせています。
人によりますが、表情が暗い、消極的ではっきりしない、イライラしている、怒鳴る等の態度がでてきます。
いえ、自分が友人にしてきた態度の言い訳のつもりはありませんが、本当にその時は、悪い態度、言動をしようとは考えていないのです。
自分でも気づかないうちに大変酷い言動をしてしまうのです。
いよいよ追い詰められた人の中には、事件を起こしてしまった人もいることでしょう。
こういうことを自分で経験、実感したことで、他人に対してもそういう思いを持つようになりました。(暗い方や怒りっぽい方は、疲れているんだなあ、とか、心の余裕がなくなっているのかなあ、等々)
とはいえ、あくまで当人が悪いのは、もちろんです
心無い言動、事件については、した人間が悪いのは、もちろんです。
私の場合も、友人にした言動、行動は、私が悪いです。
私がしたことを、「精神的に追い詰められていたから」と、するつもりもありません。
話を聞いてくれる人がいるということ
話をする、口に出す、という行動は、精神的にも大変大切なことである、と実感しました。
私は、友人がいて助かりましたが、もしいなければと思うと・・・どうなっていたかわかりません。
自〇・・・。いや、自〇ならまだしも、他人に危害を加えるような犯罪に走っていたかもしれません。
事件を起こしたり、自らの命を絶ってしまってりする方も、大変苦しみ、精神的に追い詰められていたんだなあ、と考えたりもします。
皆さん、友人等の近しい、相談できる人がおられなかったか、もしくは、精神的に追い詰められている時の自身の心ない言動で、近しい人が離れてしまったか、どちらにしろ、話ができる存在がいなかったのかもしれないと、考えたりします。
あとがき
鬱病、自〇、そして昨今の事件等の増加しているという情報を見ていると、精神的に疲弊した人が増えてきているのでは?と考えます。
根性がない、弱い、で済ませず、政治家の方々もそうですが、精神病について、多くの方にも考えていただきたいなあと思いますね。
私は、家族が敵であり、大変苦しみましたが、友人に救われました。
本当に彼がいて良かったです。