最近は、面接で志望動機を聞かれることが少なくなりました。
志望動機を聞かれた時は、
「あっ、聞いてくるんだ。珍しい」
と感じる程度には。
私としては、この傾向は、非常に良い傾向と思っています。
志望動機など、99%心にもないこと・・・嘘であると思っているので、聞いても仕方がない、と常々思っていました。
まあ、私が志望動機という質問が苦手、と言うこともあるからなんですがw。
(もちろん、無難に回答できるだけのものは持っています。散々就職相談してきましたので)
「内容はどうでもいい。話していて面白いかを見てる。」
「答え方を見ている」
という方もおられますが、内容に細かく追及してくる会社もあります。
それも、一般的に認知度の低い企業に限って。
他社でもいいよね?
以前、面接の場で言われたことがあるのですが、
「〇〇という理由なら、同じような会社は他にもあるのでは?他社でもよくない?」
等、しつこく何度も追及してくる方がおられます。
面白いのは、これを言ってくるのは、(失礼ながら)無名企業、中小企業、一般人が普段関わらない製品を扱っている会社なのです。
企業認知度が低い、一般人に馴染みのない製品を扱っておられる会社に対して、”その会社じゃなくてはいけない”という理由は、あるはずもないです。
「同じような会社はある。他社でもよくない?」
・・・そうだよw。
御社の言う通り、御社と同じ程度の会社はありますので、他社でも募集があれば受けますよw。
むしろ、私のような、長年職に就けていない人間が、
「この会社にだけ入りたい」
なんて言ってる方がおかしいでしょうw。
違うというなら、他社との違いを教えてください。
他社と違うところを私にPRしてください。
面接は、互いの理解を深める場ですので。
HPだけではわからない御社の良いところを教えてくださいw。
ですが、
志望動機の内容をしつこく聞いてくる会社に限って、会社求人情報 or HP上では、どこにでも書いているような内容しか書いていません。
この会社の、他にはない良さ、胸を張れる点、というがないのです。
何度か、志望動機内容について追及してくる会社に質問したことがあります。
「御社の、他社との違う点は、胸を張れる点はなんですか」と。
まあ、大体の会社は、言葉に詰まった後、
「うちは、品質も良く、取引先に信頼されて~」
とか
「社内の人間の仲が良くて~」
だの、それこそ、他社でもそうですよね。といえる程度のことしか言わないんですよねw。
ちなみに、「弊社は、○○な点がよそとは違う」、と自信をもっておられる会社は、最初の会社紹介の時点で主張されてきますし、志望動機を聞かれません。
「うちの会社のことなんて良く知らないですよね(笑)。弊社は~~」
って感じで説明をいただけます。
志望動機をひたすら突っ込んでくる会社は、自分の会社紹介、といいますか、自社PRをしてこないですね。
ひたすら、こちらを値踏みしてくるだけなのです。
逆に、会社PRをしてこられる会社は、
「応募者とイメージとの差異がないように」
とか、
「うちに良い印象を持ってほしい」
という感じで、説明をされてきます。
あくまで私の経験、体感ですけどね。
中小企業に多い
志望動機を聞いてくるのは、一般的に認知されていない中小企業の方が圧倒的に多いです。
また、営利企業でない社団法人、財団法人などでも聞かれます。
(大企業の面接自体が少ないだけかもしれませんがw)
ちょっと意外なんですよね。
大企業の方がテンプレート的な質問をしてくるイメージですが、中小企業の方が聞いてくるのです。
(面接の話です。書類選考では、どちらの企業も同じくらいの頻度で書かされますね)
ネットで調べたところ、
「うちは、中小企業なので、志望動機は聞いても仕方ないので聞きません」
という方もおられるようです。
派遣で志望動機?
派遣社員は、派遣会社に所属しています。
派遣先の会社に所属するわけではありません。
給料も派遣会社より出ています。
しかし、派遣先との顔合わせにおいて、派遣先から志望動機を聞かれることがあります。
いや、志望動機って・・・。あなたの会社に所属しませんが(笑)。
(顔合わせになるまで、派遣先の企業名すら知らないのに・・・)
なぜか聞いてくる会社が多いのです。
就職氷河期支援を目的とした自治体採用試験でも
国、地方公共団体において、氷河期世代支援を目的とした採用試験の実施、というのがあります。私もいくつか受けました。
ここでも、志望動機を聞いてくるところがあります。
・・・なんか違うような気がするのです。
支援を目的とした求人だから応募したのに、志望動機?・・・。
何で応募?って・・・
応募できるからですよw。
働けない、非正規の状況から抜け出すためですよw。
そのための求人、救済ですよね?
と、ちょっと疑問があります。
独自の採用基準を持つべきかと
一般的に聞くのが普通だから、今までがこうだから、という理由で質問されているように思います。
ではなく、会社の環境、自分達なりの考えの上で、採用ってするべきだと思うのです。
例えば、パナソニック創業者松下さんは、面接で
「君は運がいいか」
と質問し、
「いい」
と答えた方を採用していたそうです。
これは、それが正解というわけではなくて、松下さんが、運がいいと考えられる人と働きたいと考えていたからです。
いいえ、と答えた人にも、前向きな理由があった上での回答であったり、優秀な方がいたと思いますが、あくまで松下さんが、「いいと答えられる人と働きたい」、ということで、採用していたのです。
しかし、松下さんが、世界的な企業をつくり、成功したということで、それを正解としてしまっている感があります。
筆記試験で、時折こういう質問があります。
「あなたは運がいいですか」
・・・それを一般的な正解にするのは、どうなんでしょうかね。
もはやこの質問の意図が、「この逸話を知っているか」という、暗記問題、学校のテストのようになってませんかね。
あとがき
自己PRは、アピールのチャンスなので、聞かれなくても話しますが、志望動機ってわざわざ聞くことでもないように思うのですよね。
「内容じゃなく話し方、準備しているか、を見てる」
というのであればまだわからなくもないのですが。
「生活のためです」
「お金です」
「働くためです」
この答は、一般的にダメと言われていますが、それぞれ当然の理由ですし、この答えを理由として落とすっていうのはねえ。
そもそも内容は何でもいい、と言っておきながらダメって・・・。
むしろ、生活、お金のための方が頑張ってくれそうですし、働くためは、勤労意欲がある、ということでもあると思うのですが・・・。
なんにしろ、志望動機を聞く会社が減っている、という傾向は大歓迎です。