無駄遣いは駄目だ、という話があります。
そして、それに従い、お金を使わない方がおられます。
ですが、私は、無駄遣いは、早いうちに経験しておいた方がいいと考えています。
それも早ければ早いほど。
大人になってから無駄遣いした話
とある知人の話です。
彼は、社会人になるまで、お金を使わない方でした。
遊ぶでもなくアルバイトをするでもなく、そのまま社会人になりました。
そして会社勤めなので、当然給料が入ってきます。
学生時代でもアルバイトもしたことなかった彼には、それなりの額です。
自分で稼いだ自由に使えるお金です。
そして彼は、そのお金で何をしたかというと、履きもしないスニーカーを大量に買い、高い車を買う、などをしていました。
どちらも大好き、趣味、というほどのものではありません。
それ以外にも、カメラだなんだとお金を使い続けていきました。
10年程経ち、そんな彼にも彼女ができて、いざ結婚となりました。
その時、お嫁さんは、貯金を確認して驚いたそうです。
貯金がなかったのです。
ずっと、上記のようなお金の使い方を続け、お金を貯めていなかったのです。
まあ、つまり、この話の彼は、お金の使い方が下手なのです。
特に好きでも趣味でもないものにお金を使いこんだのは、完全に無駄遣いです。
しかもそれを無駄遣いと気づかず、ずっと続けていたのです。
話しを聞けば、馬鹿だなあ、という感想を持ちますが、実際、このようなことする人って、結構いるんですよね。
このような話ってよく聞きますし。
(特にスニーカーを買い集める話は、良く聞きます。何故なんでしょう?)
っていうか、私の兄も、まさにこれでしたしw。
本当に好きなことに使っていたのならいい
いや、この話。大好きなことがあり、それに費やして楽しんでいたのなら良いのです。
彼の場合、そこまで好きでもないけど、なんとなく欲しくなって買っていただけです。
子どもが他人の持っているものを、店のものを欲しがるような感じです。
しかし残念ながら、彼は子どもではなく、買えるお金が手元にあります。
買えてしまうのです。
普通は、子どもに経験して学んでいる
子ども時代、学生時代に無駄遣いを経験していなかった彼は、大人になってから、初めて無駄遣いをしました。
子どもの時に買ったものなら、精神年齢の成長などでいずれ、
「なんでこんなもの買ったんだろう」
「今思えば無駄だったなあ」
となります。
そして、自然と買うものを選ぶようになります。
無駄遣いが良い経験となるのです。
しかし、大人は、精神的成長が止まると言われています。
無駄遣いと気づかず、気づいていても、遣い続けてしまうんですよね。
お金を使っていないと将来大失敗する
子ども時代にお金を使わなかった彼は、社会人になってから失敗しました。
子どもの頃に、学生時代に経験しておけば、無駄遣いもそれなりの額で済んでいたことでしょう。
しかし、お金を使う経験のないまま社会人になり、社会人の給料を無駄に使い続けていました。
かなりの額です。これは、大失敗と言えるでしょう。
しかし、まだリカバリーできます。これからは、奥さんに怒られながら修正していけばいいのです。(大人になると、周りはいちいち注意しないので、注意してくれる人がいるのは、ありがたいことなのです)
悲惨なのは、社会人になってもお金を使わない方です。
そういう方は、定年退職後になって困るそうです。
お金の使い方がわからない。
遊び方がわからない
と。
そして、貯めてきたお金、そして退職金等の大金を無駄に使ってしまいます。
大失敗どころか下手すれば取り返しがつかない事態になります。
よくある、定年後に投資に手を出して大失敗する例に、こういう方が多いそうです。
私の場合
私は、アルバイトをしていた高校時代に無駄遣いを経験しました。
正直何に使っていたのか覚えていません。
その程度の使い方をしていましたw。
そして、貯めていた記憶もありません。
一体何に使っていたんでしょうかねw
これは完全に無駄遣いです。楽しんでいた記憶もないのですからw。
そして、私の場合は、極端で、次は、お金を使わなくなりましたw。
大学、社会人と昼飯、遊びに使うお金をケチりまくっていた記憶がありますw。
(そもそも給料が安かったのもありますが)
友人との遊びでもケチっていましたしw。(友人には悪いことをしたと思っています)
現在は、いや、満足に働けていないので、お金がそもそも満足にないのですが、必要以上にケチることは直そうと思っています。
・・・
まだ直っていませんがw。
あとがき
「無駄遣い」と言いますが、その時やりたいこと、楽しいことにお金を使うのは、悪いことではありません。
他人にとっては無駄でも、その人にとっては無駄ではないのです。
以前書いたガチャの話がまさにそれで、本人が好きで楽しんでいるなら、それはそれでよいと思います。(もちろん生活に支障のない範囲で)
無駄遣いも、その経験は、無駄にならない。
経験しないと、無駄かどうかさえ分かりませんから。
何かを買ってみて初めて
「これは買って良かった」
「これは無駄だった」
と気づきます。
買う前は、欲しいと思って買っていても、買ってからは、
「やっぱりいらなかった」
と。
こういう経験を重ねることによって、自分にとっての効率の良いお金の使い方がわかってきます。
なるべく早く、精神がこれから成長していく、そして使う金額が少額である子ども時代から失敗を経験しておく、させておくべきかと思いますね。
お金に限らず、失敗は、取り返しのつくうちに、傷が小さいうち(子ども時代)にしておくべきですね。