太平洋戦争で日本軍と戦ったあるイギリス司令官の言葉。
「日本軍の指導者の欠陥は、道徳的勇気の欠如。彼らは自分たちが間違いを犯したこと、計画が失敗し、練り直しを認める勇気がないのだ」
この言葉、ものすごく納得しました。
少し前にテレビでこの特集があったようですが、私は、テレビがないので、ネットでたまたまこの言葉を見つけました。
私がこの言葉で最初に思い浮かんだのが、就職氷河期世代対策。
(まあ、政治関連については、他にも政治家が必死に正当化しようとしていると見られる政策はありますが、自分の状況もあって、真っ先に思いついたのがこれでした)
そして、様々なところで見られますが、自分達の事を少しでも否定するような意見が出ると、無茶苦茶な言葉で、大声で、何が何でも自分達が正しい、ということを言い続ける方達。
素直に非を認めて、改めたほうが好印象なのに・・・。
なにがなんでも自分が正しいとする人達
素直に認めた方が、人間的に大きく見え、尊敬できるのですが、どうもこういう人は、
”間違いを指摘される=恥”
という考えが強いようですね。
世間でも、ちょっと問題点を指摘されると、苦しい言い訳する人をよく見ます。
討論番組で、反論できなくなると、大声で騒ぎだす人も見ました。
むしろそういう態度をとった方が、恥であることに気づくべきですね。
私の親もそうでした。
例えば、
私の親は、ある語句の意味を間違えていて、私が指摘したところ
「俺の方が正しい。お前は馬鹿だ。馬鹿と何話しても通じんわ。時間の無駄だ」
辞書で調べた結果、私の方が正しいことがわかると
「・・・辞書がおかしい」
ですからw。
で、広辞苑、別の辞書で調べだして、全部同じことが書いてあることがわかると
「・・・。こんなことでぎゃあぎゃあ騒ぐな」
いや、騒いだのそっちw。
間違っていたこと認めろよw。
別の事でも
「いや、俺が習った時はこれであってた」
とかw
会社などでもあります。
「上司に逆らうな。」
「とりあえず、上司が何か言ったら、頷いとけ」
等w。
ただ、私も、自分が間違っていると、慌てて言い訳したりすることがありましたので、これは本当に気を付けています。
氷河期世代対策の結果
2020年~2022年の3年間で氷河期世代の正規雇用者を30万人増やすと宣言
→結果は3万人
→期間を2年延長すると宣言
・・・まず、最初の30万人が達成できなかった時点でこの施策は失敗なのですから、それを認め、
「次は○○の施策で、2年で30万人にします」
等の新たな施策をすべきだと思うのです。
目標に届かないから2年延長します→2年後、また2年延長するのでしょうか?w。
失敗を認めないことを繰り返して、何年後かに30万人達成した時には
「成功だ」
というのでしょうねw。
あとがき
太平洋戦争時に言われた日本人の特徴ですが、今でも充分当てはまる言葉です。
ジョークでもありますよね。
最弱の軍隊とは
「日本人の将軍、ソ連人の将校、イタリア人の下士官兵」
もしくは
「中国人の将軍、日本人の将校、イタリア人の下士官兵」と。
日本人は、気質的に、上に立つ力が弱いのかもしれません。
(不動のイタリア人w)
ちなみに最強の軍隊は
「アメリカ人の将軍、ドイツ軍の将校、日本人の下士官兵」
責任を負うのは嫌ですが、言われたことを実行するのは得意のようです。