てるてる氷解ブログ

人生の氷河期を乗り越える  雑記ブログ

上司へのマイナスイメージは、社員の思い込みの可能性も

以前書いた有給休暇の話。

今の職場の上司は、有給休暇を取得することになんとも思っていない、むしろ取ってくれという考えですが、社員はそう思っていないようで、有給休暇を取りづらいと考えているようです。

 

一般的な考えとしての、

「有給休暇をとるのは悪いこと」

「怒られる」

「評価が下がる」

というのを信じ込んでいるようです。

 

まあ、以前は、私も会社とはそういうものだと考えていましたし、実際、そういう職場も経験しているので、そう考える会社が多いのも知っています。

しかし、案外、会社・・・上の人が、寛容的である職場も多いです。

何と言いますか、流石役員になるだけはある、と思わせる方も結構おられます。

 

有給休暇の話も、今の職場の上司は、理解がある、といいますか、休みはとって当然と考えておられますし、

「疲れた状態で仕事するぐらいならゆっくり休んで体調、精神を万全に。その方が結果的に仕事もよくなる。そもそも自分の体が第一である」

という、至極真っ当な考えをお持ちです。

 

それなのに、社員レベルは、一般的な常識される

「休みは取ってはいけない」

を信じ、なんなら、上司が

「休みをとれ」

といっても、

「本当に取ったら怒られる」

と思っていたり・・。

上司が良い上司、優秀であっても、社員がこの意識では、会社環境が良くなるわけはありません。

そして、その常識を当然と考える社員がいずれ昇進して、部下にそれを強制し・・・。

会社がブラック環境になる第一歩は、そういった一般常識を是としている社員かもしれません。

 

上層部は、なんだかんだよく考えている

どうしても、上司は、無能、わがまま、すぐ不機嫌になる等の情報ばかりが流れてしまいますが、全部が全部、そういうわけでもないです。

流石、上役なだけのことはある、と思わせる方も結構おられます。

(もちろん、わがまま、不機嫌上司もたくさんいますw。私も数多くの職場で遭遇しましたw。)

 

意見する人を評価

とある会社での話。

ある社員は、上司の話、会議の度に、上司に質問、意見していました。

他の社員は、

「歯向かってどうすんだ」

「アホだなあ。言われたとおりにしていればいいのに」

「目つけられただろうな」

という感覚。

 

一般的に言われている考えでは、そうなります。

・上司に歯向かってはいけない

・上司の不況を買ってしまう

・言われたとおりに黙ってするのが正しい

と。

 

しかし、

その方は、睨まれるどころか出世しました。

上の考えとしては、こういうことです。

「意見してくる人は、こちらの話をしっかり聞いていて、理解しているから意見してくる。そういった仕事に前向き、会社業務に理解のある人間に仕事を任せるのは当然。逆に何も言ってこない人間は、正直、こちらの話を聞いているのかも怪しいと感じてしまう。というか他人事で碌に聞いていないだろうな」

 

個人的には、この考えは、至極真っ当だと思います。

この話を聞いたときは、「流石役職者。上の立場になる人間なだけはあるなあ」と思いましたね。

普段、そこらで見聞きする話は、上層部は無能、下からの意見に切れる、わがまま、よいしょされていい気になってるだけ、というようなものばかりです。

しかし、実際は、出世するぐらいなんですから、優秀な方もいるはずなんですよね。

 

ただ、

「上司に意見してはいけない」

と考えている大多数の社員の誰かが昇進し、管理職になってしまうと、その会社は・・・。

(また、そういう人に限って、上記のような例があっても、「意見しても出世するということは、コネでもあったんじゃないか。意見して評価されるはずがない。悪いやつだ」と邪推したり・・・どっちが性格悪いのかって話です)

 

就職面接でも上と下の意識の差を感じる

面接段階でも、そういった、役員と一般社員との考え方の差を感じることがあります。

役員レベル、上役と面接をすると、

キャリアアップ、向上心、をものすごく評価されます。

なんなら、給与がほしい、稼ぎたい、いくらもらえるか、という話も喜んで、むしろ役員の方からされます。

むしろ、世間で言われているような型にはまった面接対応をする人を避けているように感じます。

「面接ではこうあるべき」ということを、役員の方からいい意味で壊してきます。

(あくまでそういう印象の方が多いという話です。もちろん全ての役員がこれ、というわけではありません。)

 

しかし、現場、同じ部署の先輩などの方との面接になると、一般的にイメージされている通りの面接で、向上心に関するようなことなどの話をしても反応は薄いです。

一般的に言われること・・・待遇の話はいけない、休みの話はいけない、ということそのままの面接をされてきます。

 

上役は、積極性、向上心を喜ばれますし、現実的で、阿保らしい(w)常識など無視されますが、現場は、一般的な常識を持っている無難な人を評価するように感じました。
(一般的な常識・・・給与の話には触れない、休みをとらず、自分の希望を主張せず、言われるままに指示通りに働く人)

 

ただ、役職者なので、従業員とは立場が違い、自分の考えのままに自由にできる立場であるからできるわけで、だから現場の人が悪い、とは単純に言えませんが。

従業員の立場だと、個人的に面白いと思う人間より、無難な人を取りたくなる気持ちもわかります。(間違って変な人を雇って責任を負いたくない)

しかし、これだと、上層部が欲しがるような人間は、雇えないですね。

 

あとがき

下が勝手にそう思い込んでいるだけで、実は、至極真っ当な考えを持っている上司もいます。

そういった上司の元で働きたいものですね。

ブラック企業、ブラック企業と言われますが、よくよく話を聞くと、会社というより、特定の管理職が最悪だから、ということもよくありますから。

(そんな人間を野放しにしている時点でその会社も大概、といえばそうですが・・・)

 

職場は、上司に限らず、周囲の人がどんな人間なのかも重要なのですが、しかしそれは、結局のところ、入ってみないとわかりません。

 

今の職場は、正社員登用試験は毎年あるけどほぼ受かることがない、という点を除けば、よい職場ですw。

皆さん穏やかな方ばかりですし。

しかし、こんな会社でも、社員は、有給に対してマイナスイメージをもっているんですね・・・。

残念ながら、正社員登用は、ほぼ不可能なようなので、ここで働きながら次の職場を探します。
(まあ、正社員の待遇は大変よく、ホワイトな職場なので、だからこそ簡単に正社員になれないんだろうなあ、とは思いますが)